3次元マントル対流計算基本コード (その1)

おことわり

このプログラムは3次元マントル対流計算基本コード(その2)よりも格段に遅いです。 したがって、教育用としての目的には使えるでしょうが、大規模計算には向きません。 そのため、このプログラムはもはやメンテナンスしておりません。(2004年3月10日)

About this software

このコードは、マントル対流に特徴的な、高粘性でかつ粘性率が大きく変化する非圧縮性流体の熱対流の時間発展のようすを計算するものです。 マントル対流シミュレーションで最も計算時間のかかる運動方程式の解法には、反復解法の1つである SIMPLER 法 を使っています。 その際に必要な、疎な係数行列をもつ連立一次方程式の求解には、前処理つき共役勾配法を用いています。 その前処理には、点ヤコビ、SSOR、不完全LU分解の3つが選べます。 ただし、もし同様の機能を持つ数値計算ライブラリが使用可能であれば、そちらを使うように書き変えることで、多くの場合は圧倒的なスピードアップが得られます。

プログラムの動作確認は亀山のPCと地球シミュレータで行なっています。 プログラムのコンパイル及び実行には、Fortran 90 と MPI が必要です。

資料のダウンロード